お腹いっぱい!「ゆるきゃんぷ」

 6月10日、右京区にあるキャンピング指月林にゆるきゃんぷ(デイキャンプ)に行ってきました。

高学年と中高生を対象に定員10名で募集をかけたゆるきゃんぷですが、次々と申し込みがあり、高学年と中学生合わせて16名の参加がありました。参加メンバーで実行委員会を作り、メニューや自由時間の過ごし方、役割分担など事前に話し合いました。

 メニューは、実行委員それぞれの希望を最大限寄せ集めて「炊き込みご飯」「白ご飯」「豚汁」「クリームシチュー」「ソーセージ」の5品に決定。行く前から「めっちゃ楽しみやわぁ♪」とわくわくの子どもたち。

 


 さて、当日。指月林に到着後、はやる気持ちを抑え、まずは瞑想体験で心を落ち着けてから野外調理にとりかかりました。

 

 かまど担当は、マッチで薪に火をつけるところから始まります。マッチを扱うことが初めてな子もいて、なかなか薪に火がつきませんでした。それでも「熱い~。」「煙たい~。」と言いながら経験者にアドバイスをもらいながら頑張りました。



 調理担当は、豚汁、シチューと担当を分けていましたが、切る具材が多くてそんなこと言っていられません。飯盒の用意ができたご飯担当も加わって全員で手分けして作業を進めました。

 さて、ソーセージ担当は大量のミンチの中に材料を入れてコネコネ。そばにいた子どもたちに見守られながら、初めての卵割りに挑戦。うまくできて「イェ~イ♪」と嬉しそうでした。

 シチューと豚汁担当は具材を切ってしまえば、後は煮込むだけですが、ソーセージ担当はそうはいきません。誰もやったことのないソーセージを包む作業が待っています。初めは包みにくそうにしていましたが、包む本数をかさねるうちに職人並みの速さでラップを巻いていきます。ラップで包んだソーセージを一度湯通ししてから熱々の鉄板へ…「すごい!」「おいしそう!」とみんなに言われてソーセージ担当も「オレ、家に帰ったら自慢する!」と誇らしげでした。 



 そんなこんなでなかなか料理が仕上がらず、かまどの火も弱かったようで炊きあがりに時間もかかり、予定の時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、みんなで豪華メニューを完成させました!

 「おいしい!」「うまい!」と自分たちの料理に大満足。お腹いっぱい食べました。ゆるきゃんぷの目的の一つでもある「残さず食べる」をみんなで達成させました。



 食べ終わって片付けをしたら予定していた自由時間がありません。グラウンドでドッジボールや鬼ごっこをする計画でしたが、もう帰る時間が迫っています。

 でも、残りのわずかな時間でしたが、みんなで「かくれ鬼」や「けった」をして、指月林の中を走り回りました。



 児童館に戻りおつかれさま会をしました。持参したおやつを広げてみんなでジュースで乾杯!子どもたちからは、「次はグラウンドでドッジしたい。」「自由時間もとれるように次はメニューを考えててきぱき作る。」「火の番が難しかったけど楽しかった。またやりたい。」などの感想があり、次回への希望がふくらんでいました。

 「火のそば、めっちゃ熱い!」「ミンチをこねるの気持ちいい。」「煮えていないゴボウは固い。」感じたままを言葉にする子どもたち。知識として知っていることも、実体験として触れてみたり感じたりすることで、知識がより深く豊かなものになっているように感じました。

 実を言うと、お粥のようなご飯ができたり、クリームシチューの仕上げの牛乳を入れ忘れたり、豚汁のゴボウが固かったり、ソーセージが少し焦げていたり…ちょっとしたアクシデントもあったのですが、そんなことも全てひっくるめてとても楽しくとてもおいしいゆるきゃんぷでした。